ニュースにも取り上げられた大阪駅-札幌駅間の寝台特急列車「トワイライトエクスプレス」。ヤフオクでは、その最後のチケットを求める人が多く、その特急券・寝台券の価格が100万円代ととても高額なチケットとなりました。もう乗れないとなると、やはり寂しいと思う人が大勢いるのだと感じます。
私は子供の頃大阪に住んでいました。子供の頃は電車をよく見て来ました。
子供の頃はどんな電車が通過しても嬉しいものでしたが、寝台列車というのはまた違った特別な存在だったと記憶しています。それは今でも思うことです。
普段乗車している電車とは違った車両というのが最大の特徴です。
そして機関車に牽引されるというのも客車ならではです。
そんな客車の寝台列車がここ数年で一気に減少していきました。
そして大阪で残ったのが今回のダイヤ改正で引退するトワイライトエクスプレスです。
このトワイライトエクスプレスは大阪では走っていて当然の寝台列車でした。
私はある日から撮り鉄の友人と一緒に行動をするようになりました。きっかけは大学に行く時に電車で通学することになったからです。そこで昔見ていた電車好きの魂が燃え上がってきたのです。
周りを見渡すとよく見る電車もあれば全く知らない電車もありました。
そしてトワイライトエクスプレスもいました。昔から知っているこの列車は何も変化なく走っているんだなと何か安心するものがありました。
撮り鉄に付いて行った際お昼の12時になれば大阪駅の隅っこのホームに停車しているのが当たり前のように見えました。暇があればベンチに座ってトワイライトエクスプレスを見ながらパンを食べたりお茶を飲んだり、そこでしかできないひと時を過ごしていました。
その当時は引退する気配も全くなく撮影者も数人程度でした。
それが先日は何千人も集まってお別れとなりました。
昔から撮影しているものからすると、たくさん撮影しておいて良かったなと思うばかりです。
しかし当たり前に走っていた列車がいなくなるというのは実感がわかないものです。
これからは関西周辺で臨時として走行するようなのでまたいつもと変わらないトワイライトエクスプレスを見ることができたら嬉しいと思っています。