ショックな情報が流れています。ヤマト運輸のクロネコメール便が3月末で廃止になるとのことです。大きさにより、82円と164円と料金が2通りあった、クロネコメール便ですが今後はサービス名が代わりかつ、料金も大幅に上がります。しかも、個人向けというより、企業向けのサービスに変わってしまう模様です。新サービスはまだ始まっていないので、詳細はまだ良く分かっていませんが、法人向けとなり個人にとっては、使い勝手が悪いサービスのようです。
ニュースで発表になった範囲ですと、クロネコヤマトメール便の代替新サービス名は、「宅急便コンパクト」。
ネットで通販や個人間取引での雑貨や日用品の配送を想定し、箱型(25×20×5センチ)と薄型(34×25センチ)の2種類の専用ボックスを用意されるそうです。
気になる発送料金は、「最安659円(専用ボックス代65円含む)」。メール便(82円または164円)の4倍~8倍へと値上がりします。現在ある宅急便の最小サイズより発送料金は安くなり、別途料金を支払えば翌日配達や郵便受けへの投函、メールでの通知も可能だそうです。
ちなみに手紙などの「信書」に関しては、新サービス「クロネコDM便」を導入するようです。
こちらは、
「法人や各種団体のお客さま、個人事業主のお客さま向けの、カタログやパンフレットといった販促物などを、全国へ送ることができる、受領印をいただかない投函サービス」
となっています。
上限金額は「クロネコメール便」の上限である164円となりますが、法人向けなので個人で利用できません。
クロネコメール便の廃止の理由は、ヤマト運輸のHPを見て頂くと分かると思うのですが、正直、読んでもよくわからない理由です。筆者はヤマト運輸で荷物仕分けのアルバイトを数ヶ月したことがあるのですが、メール便の数は非常に多く、実は機会で仕分けしています。しかし、すべて正確に仕分けできないので最後は人の目で確認をしていました。紛失も多く、企業としては、採算がとれなかったのではないのではと感じます。
クロネコメール便の良いところは、価格が安い点と追跡ができる点です。普通郵便は小さいものを送るときは、料金自体はかわりませんが、追跡ができないのです。追跡ができなければ、盗難や紛失などにあったとしても、また、相手に荷物が届いているのかも分かりません。これほど不安なことはありません。オークションの郵送物では、追跡ができることが、利用者の安心と信用につながります。
クロネコメール便の代用は、今のところ、ヤフーが提供するクリックポストというサービスが有力だと思われます。料金は一律164円で追跡ができ、1キロ以下で厚さ3センチの物まで送ることができるようです。今後は、普通郵便とクリックポスト2つのサービスをうまく利用し、出品者、落札者の希望を確認しながら、料金と相談してオークションに活用していくのが、最適な方法なのかもしれませんね。