代金引換（代引き）方法

日本郵便の代金引換（代引き）とは、配達の際、荷物と引き換えに、差出人の指定代金（現金）を受取人から預かり、ゆうちょ銀行口座へ送金または普通為替で差出人に送金する送り方の事です。

ネット通販でもよく目にする支払い方法ですので、ヤフオク初心者の方もイメージは出来ると思います。クレジットカード決済が怖いという方は、代引き決済を利用する方が多いです。
ヤフオクでも、落札者側からするとトラブル回避のため利用する方も多い方法です。

代金引換のメリット・デメリット

◆代金引換（代引き）決済のメリットは･･･

・商品と現金を引き換えるため、商品が届かなければ支払いの必要なし
・配達状況の追跡サービスが利用可能
・配達希望日・配達希望時間が指定可能
・不在の場合、集配局でも支払いが可能
・局留め可能

・落札代金の回収が確実

◆代金引換（代引き）決済のデメリットは･･･

・送料とは別に手数料が掛かる

・受取人に拒否されてしまう危険性あり
・拒否された場合、送料・代金引換え手数料は返金されない

と、メリットは落札者側が多いですが、出品者側からみると「落札代金の回収が確実」というのはかなりメリットです。
手数料が掛かるにも関わらず代金引換（代引き）を発送に指定する落札者も多くいます。やはり、振り込んだのに商品が発送されないという詐欺行為・トラブルを回避したいのでしょう。

代金引換の種類

発送方法によってラベルが異なります。

◆郵便物・ゆうメール：代金引換ラベル
◆ゆうパック：代金引換ゆうパックラベル

「代金引換ゆうパック」ラベルには、通常払込用と電信払込用の2種類がありますので、送金方法に応じてラベルを使い分ける必要があります。
商品の代金をゆうちょ銀行口座で受けとる場合、口座番号を記入します。

送金方法＆手数料

5万円未満（払込金額）：130円
5万円以上（払込金額）：340円
送金日数の目安：配達日の3～4日後

5万円未満（払込金額）：540円
5万円以上（払込金額）：756円
送金日数の目安：配達日の1～2日後

代金引換の送り方

代金引換（代引き）を利用するためには、専用のラベル（送り状：出荷伝票）に記載します。

電信払込用の記載の仕方

①普通・セキュリティのどちらかに丸を付けるか、該当しない方を消します。
引換え金額が30万円を超える場合はセキュリティに丸を付けます。
高額な出品物でなければ「普通」で大丈夫です。

②商品代金を受け取る「ゆうちょ銀行の口座記号番号」と「加入者名（口座の名義）」を記載。

③落札者が支払う金額の記載。
引換金額に含む消費税額等：
出品者が消費税等の納付義務がある場合は記入します。そのため個人出品者は記入の必要はありません。
送金額（A-B）：
引換金額（A）から印紙代（B）を差し引いた金額を記載します。5万円未満の場合、引換金額をそのまま記入すれば大丈夫です。
引換金額（A）：
落札者が支払う金額を記入します。
印紙代（B）：
引換金額が5万円以上100万円以下の場合は200円。100万円を超える場合は400円の印紙代が必要となります。

④落札者の住所・氏名・電話番号を記入します。

⑤出品者の住所・氏名・電話番号を記入します。

⑥落札された品名、配達希望日、配達希望時間帯を記します。他、必要であれば「こわれもの・なまもの・ビン類・逆さま厳禁」にいずれかに丸を付けます。

手数料は全部でいくら必要か

荷物の送料+代金引換料（一律260円）+送金手数料＝発送に必要な料金

通常払込用と電信払込用の違い

通常払込の場合は、受け取り側が「振替口座」を持っている必要があります。
電信払込の場合は、「総合口座」または「振替口座」を持っている必要があります。

通常は「総合口座」を開設されていると思うので、「電信払込」のみ利用可能です。
「振替口座」も無料で開設出来ますし、維持費など手数料も一切掛かりません。

振替口座のメリットとデメリット

・送金手数料が安い
・送金日数が早い
・預入限度額がない（1,000万円以上可）
・預り金全額が保護される

・通帳・キャッシュカードがない
・特定の郵便局でしか出来ない事がある
・利子が付かない

振替口座では通帳・キャッシュカードがないため、送金されたお金を引き出す際は、事前に指定しておいた郵便局でしか出勤が出来ません。しかも「電信払出書」を貰い、必要事項を記載して印鑑を押さなければならないと、かなり面倒です。
通常は電信払込になると思います。

口座番号の違い

総合口座は記号・番号の記号が「1」から始まる口座です。
また振替口座は記号・番号の記号が「0」から始まる口座です。

ヤフオク初心者だからこそ選択肢に入れたい

代金引換(代引き)には、代金引換料260円と送金料金が別に掛かるため、支払い金額が高くなりますので注意が必要です。
しかし、落札者側の「入金したのに商品が届かない」や、出品者側の「指定した金額が入金されない」などのトラブルを防ぎます。

落札者のメリットもあり利用者も多いので、初めてヤフオクに出品する方も発送方法の一つとして入れておきたい所です。評価が低い時は、なかなか落札されないこともあるかもしれません。しかし、落札者が安心をする発送方法があれば違ってきます。

荷物の送り方も、「代金引換」用のラベル（送り状：出荷伝票）を貰ってきて記載するだけです。とても簡単ですので、代金引換（代引き）でも発送出来るようになっておくべきです。

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